チャートを見続けると多くの株に
クセがあることに気が付くでしょう。
・高値をとると一度反落する株。
・ストップ高をつけるとその後何回もストップ高をつける株。
・決算発表と同時に買われ、その後下がる株。
・3月9月の期末に上がる傾向のある株。
この様に、それぞれの株のクセをメモしておくと役立ちます。
それは、株式投資は人間が行うにしても機械が行うにしても、過去の延長線上で投資判断をしがちだからです。
従って、過去の値動きを覚えておくと役に立ちます。
「株価は需給で決まる」
売りと買いが共存している以上、この事は間違いありません。
しかし、100%ではありません。
「株価は業績で決まる」
将来の増配や株価上昇を期待している以上、間違いありません。
しかし、100%ではありません。
「株価は罫線で決まる」
株価は過去の延長線上にある以上、この事も間違いありません。
しかし、絶対に100%ではありません。
つまり、
絶対的な株価決定要素というものはないのです。
常にその時々のファッションに彩られているに過ぎない中で、重要なのは
定点観測。
面倒くさいことですが、定点観測なくして相場観はなかなか育成されません。
ギャンブラーの様な投資家だって、これを行っています。
小さなうねりから大きな動きの予兆を肌で感じることができる、唯一の方法でしょう。
日足・週足・月足の動き、時間帯、移動平均線、雲やボリンジャーなどの機械的観測。
見ることによって肌で感じるようになります。
定点観測で追わない限り「アレ?」と感じることは出来ません。
陰極まれば陽。
このリズムこそ体感しておきたいところです。
【株式名言】
半値戻しは全値戻し
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