「11月続伸への道」
違和感のある下落というのが週明けの日経平均株価だった。 東証1部の騰落銘柄数は、値上がり1263銘柄。値下がり700銘柄。

どう考えても指数は、上昇していなくては、おかしい。なんとなく不自然だ。

市場では、「日経平均は終日軟調だったが、ドル円が大きく円高に振れた割には、比較的落ち着いた動きで」という見方もあった。

トヨタ、ソニーの株価はプラス。
新興市場やREITは元気な相場展開だった。
キーワードは、「中小型や出遅れ、割安」となってきた印象だ。

10月の外国人投資家の地域別売買動向では、大量買いは「欧州」投資家。
ロンドン拠点の年金基金が中心とみられる。
「CTAなど短期型のヘッジファンドも含まれている」との観測もある。
欧州だとオイルマネーの存在も否定はできなかろう。
「その連中のドテン売り」という声も聞かれる。
「東証1部の売買代金が2兆3600億円台に急減している。薄商いは、売り一巡を象徴」という楽観論もある。

課題は、25日線(22101円)がサポートするかどうかだろう。
プラスかい離は、0.7%(週末プラス1.5%)まで低下した。
騰落レシオは、105.63%。
サイコロジカルラインは、5勝7敗で41.7%。
空売り比率の42.8%と日経平均採用銘柄のEPSが1,521円(週末1,534円)まで低下したのは気にかかる。
20日のシカゴ225先物終値は、日中比220円高の22,460円。
11月、月足陽線基準22,420円を上回って来たのは朗報だ。
SQ値22531円を捉えられれば「11月続伸」への道が見えてこようか。
 
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