もうすぐ、旅行シーズンですね。
インターネットで申し込みができる旅行会社が最近では増えてきました。
ネット予約できる旅行会社が増えてきて気軽に旅行が出来る分、5年前と比べるとネット予約のトラブル件数は、2倍になっています。
画像出典:国民生活センター 旅行に関するトラブルの相談件数より
ネット経由以外は横ばいでの推移なので、ネット予約でのトラブルが増えているといえる状況です。
手軽にホテルや航空券を手配できる反面、対面できちんと口頭説明を受けられる店舗予約とは異なり、解約や変更の契約条件や予約内容など、消費者自身で十分に確認する必要があります。
昨年、大手格安旅行会社「てるみくらぶ」の倒産があった。
卒業旅行や、家族旅行予定者など、被害者は3万6046件で、被害額は99億2352万円、1件あたりの平均額は27万5301円でした。
なぜ、トラブルが多いのでしょうか?
【トラブル例】
画像出典:消費者庁
特に海外旅行サイトでは、トラブルが発生した際に日本語でコミュニケーションがとれないケースがあるほか、予約画面は日本語表示されているにもかかわらず、コールセンターでは日本語対応がされないなど海外旅行サイトならではのトラブルが多い状況です。
トラブル防止の為に、観光庁が2015年に「オンライン旅行取引の表示等に関するガイドライン」を策定している。法人の名称、住所、代表者などの明記、問い合わせ先の明確化、契約条件に関する事項、契約内容確認画面等などがあるが、それだけでは追いついていないのが実情です。
トラブルに遭わないためのチェックポイント
・サイト運営事業者の基本情報を確認する
・事業者の名称や代表者・責任者の氏名
・事業者の住所(日本国内か海外か)
・日本の旅行業登録の有無
・顧客対応窓口の情報を確認する
・契約条件や予約内容(日程等)を確認する
・契約条件や予約内容(日程等)を確認する
・予約内容をすぐに確認する
・予約内容が確認できる画面等の写しを保管する
日本の旅行業法に基づき旅行業登録を受けた事業者には、消費者を保護するためのさまざまな義務が課せられています。登録の有無は事業者のサイトに記載された登録番号から確認することができます。
株式市場では、オンライン旅行会社でビジネスモデル自体には特段の斬新さはないものの大手企業とも多く取引を行う有力ベンチャー企業が注目です。
中期的な成長イメージも強い、足元の業績は高成長しており、訪日旅行事業を手掛け、インバウンド関連のテーマにも乗っています。
旅行サイトのネット専業の旅行会社の旅工房(6548)は、ネット経由でパッケージ旅行商品を販売しています。個人向け海外旅行商品に強みがあり、商品企画の強化やサイトの利便性向上に注力しています。
チャート出典:ストックウェザー株式会社
航空券予約サイトを運営するアドベンチャー(6030)は、航空券予約販売サイト「skyticket」を運営するOTA(オンライントラベルエージェント)として、32言語で、LCCを含めた世界の航空会社の最安値航空券を提供している。今後も国内外の顧客に利用されるよう、使いやすいサービスを目指すとしている。
チャート出典:ストックウェザー株式会社
One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業、ITオフショア開発事業と投資事業を手掛けるエボラブルアジア(6191)。
同社は、世界最大手の民泊サイト運営会社「Airbnb」に特化したコンソーシアム型代行サービスのパートナーとなっており、民泊関連株として注目です。
チャート出典:ストックウェザー株式会社
慣れない旅行であるならば、信用のある大手を利用するのが無難であろうか。
手軽で便利なオンライン旅行予約。トラブルを未然に防ぐためにもきちんと契約内容を確認してから「申し込み」して、楽しい気持ちで旅行当日を迎えたいものですね。
せっかくの楽しい旅行が台無しにならない為にも、自己防衛をしっかり行なっていきたいですね。
人気のコラム アクセスランキング
きらりとひかる 上場企業のなでしこたち