最近の話題で、40〜50代の女性に多く見られるのが、更年期障害です。
更年期障害の症状と思って軽視したり放置したりしていませんか?
「更年期症状」「更年期障害」と呼ばれるものですが、実は、更年期症状や更年期障害が本当に怖い理由は、生命に関わるような重篤な病気と密接な関係にあるからです。
女性は大きな病気のリスクを抱えており、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、骨粗鬆症、尿漏れ、頻尿、糖尿病、子宮頸がん、子宮体がん、乳がん、うつ病などには特に注意が必要です。
その中でも閉経後、女性ホルモンが減少することで、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値が上がりやすくなり、動脈硬化に繋がりやすくなります。
また、LDLコレステロールは少しずつ血管内に蓄積され、血管内の通路を細くします。
これが原因で将来的に心筋梗塞や脳梗塞に繋がるリスクを高めてしまいます。
「心筋梗塞」や「狭心症」をまとめて「虚血性心疾患」といいます。
更年期以降の女性の死亡原因を見てみると、第一位が「虚血性心疾患」、第二位が「脳血管疾患」となっています。
「虚血性心疾患」とは、心臓の血管が詰まって血液が流れにくくなる病気です。
年齢が上がるにつれて、少しずつ内臓や血管、筋力に衰えが出ます。そこに、これまでの生活習慣が影響してきます。
バランスを気にせず好きなものばかり食べる、運動習慣がないなどの不摂生が表面化するのです。
また、がん、心疾患、脳血管疾患の原因といわれているものに、タバコやアルコールなどがあります。このような嗜好品を好む方は、より高い確率で病気にかかりやすいといわれています。
健康を手に入れるためには、気付いた時点で対策を立て、実行に移すことが大切です。
ぜひ、注意してください。
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