「割安株と成長株」どう違い、どう選ぶ
よく聞く「成長株・割安株」。
本来はアメリ力の投資分析の「グロース株(成長株)」と「バリュー株(割安株)」に由来している。

「成長株」は、売上や利益の成長率が高く、株価の上昇が期待できる株式。
商品やサービスのシェアを拡大し、増収増益を続けている企業で一般に投資家の人気が高いのが特徴。

一方で「割安株」は、売上や利益の成長がさほど期待できないなどの理由で、株価が本来的な企業価値水準よりも安いと考えられる株式のこと。
堅実経営を続けていても、投資家の人気は低いから、割安に放置されている。
どちらを選ぶのが良いかについての意見は分かれるだろう。

成長株の問題は、1株あたり利益の何十倍にも買われている株を買えるかということ。

市場では、頻繁に名前が登場するのでなんとなく「買ってみたい、気になる株」。
「買いが買いを呼んで」上がっているので「買いが止まれば上がりません」。
その駆け引きが好きな投資家さんは成長株狙いで良いだろう。
しばらくは主人公になれると思う。

逆に、割安株の問題は、その人気のなさだろう。
1株あたり純資産の価値を株価が割り込んでいるケースが多く、
「解散すれば株価・よりも大きな資産を持っている」として注目されることがある。

しかし何年も純資産価格を割っている株価が、いきなり「割安だ」といって買われるケースは多くない。
「いつの日か株価が上がるまで我慢できるかどうか」が課題だろう。
そして「割安には割安の理由がある」かもしれない。
株価の動きがほとんど話題にもならなくても我慢できるならば、「割安株」はオススメできる。
大器晩成を実感できる日がやってくるだろう。

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