投資テーマや銘柄は人に教えてもらうのではなく、自分で見つけましょう。
化学が嫌いなのに化学を追いかける必要はありませんし、銀行が嫌いなのに金融株を持つ必要はありません。
「2019年前半は、火曜が高く水曜が安く、金曜が高いリズム」。そう感じたならば株安の水曜に買い、株高の金曜に売るという投資だって悪くありません。
いくら御託を並べても株式相場は「儲けたい」という心理の集積場。
企業業績やテーマだけでなく「儲けたいマネーの心理はどこを向くのか」を考えましょう。
投資家の心理は不思議なことに「拠り所」を求めるものです。
その拠り所の1つに「アノマリー」というものがあります。
根拠はないがよく当たる、相場における経験則のようなものです。
例えば、「干支のアノマリー」というものがあります。
辰年の南海辰村、巳年の蛇の目、午年のマブチ(馬渕)、未年の日毛(ウールのニッケ)、申年のソニー(80年代のサルがウォークマンをしているCMのイメージから)、酉年の日清食品(チキンラーメン)、戌年のラウンドワン。
冗談のようですが、その前年からの動きはとても良いものでした。
これも、重要な投資シナリオの1つなのです。
日経新聞の元旦朝刊のトップ見出しはその年の相場を象徴する傾向がある、というアノマリーもあります。
11年「先例なき時代に立つ」
12年「聞かれる知、つながる力」=「C世代を駆け抜ける」
13年「5割経済圏:アジアに跳ぶ」
14年「空恐ろしさを豊かさに」年始恒例の連載テーマ「リアルの逆襲」
15年「変えるのはあなた」
16年「目覚める40億人の力(インドの俊英、続々頂点に)」
17年「『当たり前』もうない(逆境を成長の起点に)」
株式投資のヒントやキッカケは、どこにでもあるものと考えましょう。
【株式名言】
人の行く裏に道あり 花の山
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