業績をしっかり見なくては、大事なお金は出せませんよね。
会社が業績の内容を発表するのが決算短信。
3か月に1度発表されます。
証券会社の各銘柄情報の業績欄でも数字だけなら見ることができますが、やはり企業サイトを訪れて、「IR情報」の中から見ていただきたいです。
数字ばかりが並んでいるので見るのが面倒、なんてことはありません。
まずは1番上、四半期ごとの結果が売上高、営業利益、経常利益、当期利益の順に並んでいます。
ここで重要なのは、前年同期との差。
何%増収増益なのか、減収減益なのかを知ることができます。
次に重要なのは、今期通期の見通し。
前期と比べて増益なのか、減益なのか。
あるいは数字の上方修正や下方修正があったのか、ないのか。
3つ目に重要となる今年1年の見通しに対する進捗率は、自分で計算してみましょう。
第1四半期で25%、中間期で50%、第3四半期で75%が基準です。
季節要因があるため一概には言えませんが、それぞれこの水準を超えた数字であれば、今後の上方修正も期待できます。
そして最後に、コメントも見ておきましょう。
「当期の日本経済は…」で始まる箇所はルーティーンですが、「当期はこれで売り上げが上がった」とか「当期はこの投資があった」といった内容が書いてあります。
会社などで報告書を読んできた方は、さらに進んでこの行間を読むことも可能でしょう。
「こうは言っているが実は良いんだ」、「でもこれ以上は無理って言っているな」といった読み方ができるでしょう。
企業担当者はここに実感をにじませて「決算短信」を書くこともあるようです。
そして「当期の見通し」も見ておきましょう。
今後の展開が少し見えてくるに違いありません。
【株式名言】
相場に王道なし
人気のコラム アクセスランキング
きらりとひかる 上場企業のなでしこたち