亥年の設立銘柄は買いか!?
干支と相場 「戌亥(いぬい)の借金、辰巳(たつみ)で返せ」
この格言通りなら、残念ながら仕込み場の2019年ということになってしまう。

株価や景気が良い時期は、約3年毎に到来する傾向がある。
2019年は好調が見込める年回りになる。

ただ、その翌年以降は良くない。約10年に一度のストック調整が、過去と比べて時期が変わったためだ。
1949年の様な大幅安にならず、最近の1989年や1999年の様な堅調を期待したい。
しかし、その後はストック調整に陥るか否かの分岐点の年と言えそう。
日経平均株価が高値圏から短期間で3,000円以上の大幅安となった場面。
最近では2018年1月高値以降のケースと、2015年8月高値以降のケースがあげられる。

過去の2局面の株価を検証すると、
いずれも約1ヵ月の株価急落場面 → 約1ヵ月の底値固め場面 → 約1ヵ月の戻り歩調場面。

そう考えれば「底値固め局面」と言える。
2019年の干支は亥(いのしし)。
全国の法人約290万社のうち、亥年の設立は17万9,045社で、十二支のうち亥年の法人構成比(6.1%)が最も少ないそうだ。
 
亥年設立の法人で最も古い設立年は1887年(明治20年)で、設立132年の老舗企業は2社ある。各種印刷機械の設計製造などを手掛ける大阪印刷機械製作所(大阪府)、倉庫や港湾運送などの物流を手掛ける三菱倉庫(東京都)で、いずれも同年4月に設立されている。
亥年設立の上場企業は367社。十二支では丑年(390社)に次ぎ、2番目に多い。

主な上場企業は、日本電気(設立1899年)、神戸製鋼所(同1911年)、セコム、養命酒製造、美津濃(同1923年)、シャープ、富士通、TDK、パナソニック(同1935年)、正栄食品工業、パイオニア、ハウス食品グループ本社、はごろもフーズ、任天堂(同1947年)、カネ美食品(同1971年)、くらコーポレーション(同1995年)、スカパーJSATホールディングス、J.フロントリテイリング、マツモトキヨシホールディングス、ドトール・日レスホールディングス(同2007年)などがある。
引用元:東京商工リサーチ “亥年”設立法人は全国で17万9,045社、最古は1887年設立の大阪印刷機械製作所と三菱倉庫 記事より

来年の干支の亥を考えるヒントを通して亥年設立銘柄を紹介しよう。

☆1959年創業
・アイホン(6718)
・アバールデータ(6918)
・菊水化学工業(7953)
・新川(6274)
・丹青社(9743)
・西尾レントオール(9699)
・日立物流(9086)
・ベルク(9974)
・マニー(7730)
・三浦工業(6005)
・焼津水産化学工業(2812)

☆1971年創業
・アイネット(9600)
・元旦ビューティー工業(5935)
・京都きもの友禅(7615)
・THK(6481)
・デジタルアドベンチャー(4772)
・ナック(9788)
・ノエビアホールディングス(4928)
・ハチバン(9950)
・ハマキョウレックス(9037)
・ランドコンピュータ(3924)

☆1983年創業
・インフォコム(4348)
・クリエイトSDホールディングス(3148)
・コスモス薬品(3349)
・ソフトクリエイトホールディングス(3371)
・ハイディ日高(7611)
・あみやき亭(2753)
・ツルハホールディングス(3391)

☆1995年創業
・エイジア(2352)
・くらコーポレーション(2695)
・ケネディクス(4321)
・ジオネクスト(3777)
・セグエグループ(3968)

☆2007年創業
・JFLAホールディングス(3069)
・ウイルプラスホールディングス(3538)
・エボラブルアジア(6191)
・日本取引所グループ(8697)
・日本郵政(6178)
・ラック(3857)
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