厚生労働省は、メタボリック症候群を予防するため40〜74歳を対象にした特定健診の受診者が少ない企業の健康保険組合に対し、財政的なペナルティーを大幅に強化する方針を固めています。
受診率を上げて将来の医療費削減につなげるため、すでに増減率を最大1割まで段階的に増やす方針です。
こうした動きから、生活者のメタボ対策意識が高まっており、特に@食生活の改善意識、A保健機能を訴求するトクホやメタボ関連の機能性食品の利用にも繋がっていり、メタボ関連市場の更なる拡大が期待できる状況になることが考えられます。
健康に関する関心が一段と高まり、いわゆる“メタボ対策”関連のさまざまな産業分野での高成長が期待されています。
太りやすい原因に食生活の習慣もかなり大きな割合で影響しているようです。
夜遅くなってから食事を摂る習慣を身に付けると、やせにくく太りやすい体になるそうです。
早期死亡率50%!!
ポッコリお腹に悩んでいる男性は多いのではないでしょうか。
男性の肥満は、放っておくと心筋梗塞や脳梗塞といった病気や、生活習慣病に繋がりやすく、健康面への悪影響がとても大きいのです。
肥満は、皮下脂肪型肥満と内臓脂肪型肥満に分かれます。
内臓脂肪型肥満は、腹腔内の腸間膜などに脂肪が過剰に蓄積しているタイプの肥満で、下半身よりもウェストまわりが大きくなるその体型から「リンゴ型肥満」とも呼ばれます。男性に多く見られるのも特徴です。
またBMIが25未満で、肥満ではないものの内臓脂肪が蓄積している場合もあり、俗に「隠れ肥満症」と呼ばれることがあります。
この内臓脂肪型肥満を高血糖・脂質異常・高血圧などの上流に置き、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながる、と考えたのがメタボリックシンドロームの概念です。
メタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪の蓄積を必須項目としています。
内臓脂肪蓄積とは、CTスキャンでおへその位置で体を輪切りにしたときの内臓脂肪面積が100cm2を超えているものを指し、これに相当する簡便な目安としてウェスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)が採用されています。
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