考える習慣でボケ防止に一石二鳥

野球、ゴルフなどプロは毎日道具を触ることが求められている。
同様、株式だって毎日毎日の動きを観察しなければならない。

つまり、触り続けるが必勝のポイントだろう。
そうすることで目の前を通り過ぎている変化を見逃すことなく、チャンスに結びつけることができるだろう。

例えば、数字というものは単なる羅列に過ぎない。
ところが、過去からの継続性を加味すると、様相は違ってくるから不思議だ。
おそらく株で勝つ方法の一つは、この数字の記憶から推論ができるかどうかだろう。

・騰落比率が70%台になった。
・裁定買い残が1兆円を切った。
・空売り比率がバッケンレコードだ。
・200日線からのかい離が40%を超えてきた。

個々の数字は単なる数字だ。
しかし継続性をもたせると、記録という異常値が浮かび上がる。
この異常値に対する触覚こそ育てなければならないもの。
 

どうするかといえば毎日眺めることだろう。
朝の10分程でいい。
経済紙の相場欄やチャート線を眺めかい離を確認するだけでもいい。
そしてもう一つ。
「何で上がらない ? 逆にどうして下がる ?」「どうなったら切り返すのか ?」を自ら考えることは相場の世界で成長する秘訣だ。

「誰が儲かるのか」を考えることもいいだろう。
時間はある。早起きの朝の星や夜更けの月を眺めながら「来し方行く末」を考えること。
ちょっとロマンチックで明日への希望に満ちているような気がする。

そして「日々新たなり」だろう。
手や足、頭を動かす。
これを毎日行ったらボケることは無い。
50代、60代、最も困るのが、「やることがない」喪失感だろう。
スケジュールが無く、パジャマで1日を過ごす人生の後半より、朝起きた時「さあ、今日も何か新しい変化がある」となる人生がいいのではないか。

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