株の売買に慣れてくると気になるのが「IPO(initial public offering):新規公開株」への投資です。
証券市場には、1年に80銘柄程度が新規に上場しています。
新規公開株は上場前に設定された公募価格で買うことができ、大体の場合上場時にはその価格から大幅に値上がりします。新たに登場した株式なので、成長性も高いだろうと考える投資家が多く、人気があります。
取り扱う証券会社は限られ、申し込みが集中するので大抵の場合抽選となります。
そのため「新規公開株は人気が高く、なかなか当たらないもの」なのです。
そして「当たらなかった人気IPO株は高い初値。当たった銘柄は大したことない初値」
というのが経験則。どうしても欲しい銘柄ほど当たらないものです。
新規上場後、次にとる行動は、
「初値を買いにいく」。
IPO株投資のコツは「どうしても欲しかった新規公開株をメモして記憶しておくこと」。
そして「3か月あるいは半年経ってから投資を考えること」。
新規公開株は上場から2週間くらいは売買高も多く、値動きも激しく、市場の中心にいることが多いです。
しかし、新規公開株は続々と登場するため、次の新規公開株に人気を奪われてしまいます。
初値を付けてから上がりっぱなしなんて銘柄は、滅多にありません。
従来の大株主が利益確定のために売ることも多いですから、一度は下がる傾向があります。
でも、株価の上昇が一休みしたって、成長性が鈍ることはありません。
公開時点では人気にもならなかった銘柄が、その後半年で10倍になったというケースも少なくはありません。
そのため時間がたって市場の評価が定まってから投資すると、効率が良いのです。
公開から1年経てば、2部や1部への市場変更が可能になってきます。
その直前のタイミングが、
公開から半年程度。
ですから、「新規公開株は時間が経ってから投資する」。
ゆっくり投資には、これがオススメです。
【株式名言】
備えあれば迷いなし
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