櫻井英明の株式辞典【よ行】

【よ行】
 
■ヨーロピアンタイプ【よーろぴあんたいぷ】
オプション取引や投資信託、仕組み債などで満期日のみに権利行使ができるタイプのこと。
一方、満期日以前にいつでも権利行使ができるタイプをアメリカンタイプという。
ただ、オプション取引などで反対売買はいつでも出来るので間違いやすい。
あくまでも「権利行使」の自由度こと。
一般的にアメリカンタイプの方がヨーロピアンタイプよりもプレミアムが大きい。
また行使期間中に、権利行使可能な期日を複数回、間隔をあけて設定されているものをバミューダタイプという。
権利行使日を「マド」と呼ぶことがある。
因みにバミューダは欧州と米国の中間に位置している。
 
 
 
■様子見【ようすみ】
市場に参加することなく、事の成り行きを見守ること。
模様眺めとも表現される。
参加できない理由は、先行きの明確な方向がつかめないこととされる。
しかし、株式市場の場合、どんなケースでも「明確に方向がつかめる」ことは稀。
直近に経済指標や決算発表が控えていると、それを待っての様子見モードとされることが多い。
またある意味、オーバーナイトをしない投資家も市場に参加してはいるものの毎晩「様子見」をしているとも考えられる。
 
 
 
■寄り付き【よりつき】
過去18時間の妄想のすべてを一気に解消してくれる瞬間。
人によっては、こよなく愛する時間帯の始まり。
 
 
 
■よりひどい愚か者の理論【よりひどいおろかもののりろん】
割高で実は投資するだけの価値がない銘柄を、自分が買った値段より高い値段で買う愚かな投資家が現れるだろうという論理。
別に「もう一人の愚か者」論ともいいます。
高値を買う自分よりもさらに愚かな投資家がいるという前提に立った投資理論。
自分よりも高値がつける投資家がいることを単純に期待する真理とも言える。
「そんな愚かな投資家はいない」という反論もあるが、実際には多くの場面で見られる。
また、日本の長期国債などこの論理がなければ買えない筈。
 
 
 
■陽線・陰線(ようせん・いんせん)
陽線とは、株価の動きをローソク足で表すとき、始値に比べて終値が高かった場合に一般的に白で表示される線のこと。逆に、始値に比べて終値が安かった場合に一般的に黒で表示される線のことを陰線といいます。白い部分が長いほど最初に付いた値段から大きく上がって終わったということになる。
ローソク足は、日本で株価チャート(罫線(けいせん)ともいう)を作成する際に最も使用されているもので、始値、終値、高値、安値といった4本値で作られる。始値や終値よりも高い高値や、安い安値がついた場合は、その価格まで線(ヒゲ)を伸ばす。古くは、江戸時代の堂島の米相場の時代から使われていたという説が有力で、現在では日本だけでなく海外でも使用されている。(米国では、Candle Stickと呼ばれている)。
 
 
 
■呼値(よびね)
取引参加者が取引所の市場において売買を行おうとする際に、その売買注文の内容、例えば、売りか買いかの別、値段等を表示することをいう。
商品先物取引(東京商品取引所(TOCOM)の市場に限る)においては、約定の対象となる数量の単位のこと。


 
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