<話題>毎年恒例、先取りノーベル賞
例年10月にはノーベル賞受賞者の発表がある。
近づくにつれてノーベル賞関連銘柄へと物色が向かいやすくなる、早い段階で仕込むことができれば思惑によって急騰しやすくなることがある。

なかでも株式市場に影響あるのが物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3分野で、過去のバイオブームでも関連銘柄が軒並み急騰してきたことは記憶に新しい。

ノーベル生理学・医学賞に、東京工業大学の大隅良典栄誉教授の受賞が決まり、株式市場で、大隅氏の研究対象である「オートファジー(自食作用)」に関連する銘柄が急伸した。

オートファジーの関連試薬を扱うコスモ・バイオ<3386>と、オートファジーに関する研究を行う医学生物学研究所<4557>はストップ高まで買われた。

2017年でもノーベル賞関連で毎回注目される銘柄がある。
ノーベル賞文学賞は、他の賞と違って枠が1つしかないが、今年は対抗馬いないことから2017年こそ受賞するだろうとの期待が高まっているのが、『ノルウェイの森』や『IQ84』などが世界的に有名となった作品で、毎年有力候補として名前が挙がる村上春樹氏だろう。

このノーベル文学賞関連として毎回のように注目される銘柄を紹介しよう。

文教堂グループホールディングス<9978>
大日本印刷傘下の書店チェーン。首都圏から全国展開。
丸善CHIホールディングス<3159>
大日印傘下。丸善と図書流通センタ-が統合。輸入図書、学術機関向けに強み。
ブックオフコーポレーション <3313> 、三洋堂ホールディングス <3058> [JQ]。さらに、書籍、CD、DVDなどの複合店「蔦屋書店」を展開するトップカルチャー <7640> にも注目だろう。

例年のように書籍販売を手掛ける銘柄には村上春樹氏の受賞を期待した物色が向かう傾向にあり、今年もこのチャンスは見逃せないだろう。

今度こそ受賞なるかに注目したい。
 
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