1「明確な目的と方向を持たない」
ただ売ったり買ったりするのではなく、上がるのか下がるのかを自分で見極めましょう。
「どうしてこの株なのか」「目標株価はいくらなのか」を決めないで漫然と売り買いしてはいけません。
そして自分のシナリオが間違ったと思ったら、きっぱりとその株は諦めること。
できれば投資金額の上限も決めておきましょう。
2「想像力と記憶力が衰退する」
株は記憶と想像です。
ところが記憶力も想像力もだんだんと衰退してくるもの。
私も、銘柄は知っていても銘柄コードが出てこないなんてことが増えました。
とはいえ、想像していくことまで忘れてはいけません。
野球だってゴルフだってその先の
未来を想像するからプレイができます。
明日はどうなる、来月はどうなる、来年はどうなると「
未来」を考えることは忘れてはいけません。
3「自分で考えず、人の話だけを聞いて投資する」
「この株が良さそう」なんて話を聞くと買いたくなる傾向は誰にでもあります。
しかしお金があるがままに投資してはいけません。
自分で考えるのは面倒くさいなんて言ってはいけません。
調べない=わからなくても売り買いするのはタブーです。
4「複雑に難しく考える」
ああだこうだ考えることは重要ですが、最後に必要なのは決断。
「
簡潔明瞭・単純明快こそ真贋を見分けるポイント」です。
ところが微に入り細に入り、あれこれ結論の出ない床屋政談を行っているのが市場。
そしてそれを高慢に感じる層がいるのも確かです。
複雑が好まれ、横文字が横行し、単純明快な説は愚かしく聞こえてしまいがちですが、単純こそ一番の早道です。
5「売ることができない」
しばらく付き合った株には愛着がわくものです。
それでも株価は上下に変動するもの。
下落局面ではいったん売っておくことが重要です。
そして株は永遠に上昇するものではありません。
上昇局面でも「行き過ぎたかな」と感じたら一度売らなければいけません。
買うのは簡単、売るのが困難というのは、株式投資で陥りやすい呪縛です。
6「トレンドに固執する」
「株は下がれば上がる、上がれば下がる。下がり続けないし、上がり続けない」。
簡単な言葉ですが、これも本質。
やはりどこかで「フェアバリュー、フェアプライス」に収束します。
「大きな時間の流れの中での変化に気が付く」ことが重要です。
相場は不連続と連続の反復→驚きが餌になります。
そういった意味では、
体感リズムこそ本当の相場観なのです。
7「休まない」
「今、買わないと」などというのは、昔の証券マンのセールストークに過ぎません。
ゆっくり投資すればいいだけのことです。
「
休むも相場」「
相場は明日もある」と考えましょう。
1年を通じて相場がいい局面はせいぜい3か月。あとの9か月は動かないか下がるかの局面です。
ダメな時には動かず、ここぞという時を待つことも必要です。
ただ、待っている間も、
相場チェックは忘れずに。
漁師さんも、シケの日は漁に出ません。
ただ、トップ漁師は船の掃除や漁の道具管理にいそしみ、そうでない漁師はぐうたら休みます。
いつも漁に出られないのは株式市場も同じ。
漁に出ない時は、銘柄研究や罫線比較に充てることが重要です。
【株式名言】
相場の極致は手仕舞いにあり
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