「どう利益を重ねるか」というのは株式市場の永遠の課題です。
しかし「損をしない」で株式投資を永遠に継続できるかと言えば、どだい無理な話です。
一番カンタンな、はじめての投資でも儲けるコツは
「利益は爪を伸ばし、損失は最小限に抑える」です。
はじめての投資には
「マイナス10%〜20%」という損切り基準をオススメしています。
ただしこの基準は「私の買値」。これは市場には全く関係ありません。
だったら絶対基準の絶対基準値の
「25日移動平均線(あるいは75日線)を株価が下抜けたら売り」としておくのが一番わかりやすいでしょう。
ところで取引手法には
「逆指値」があります。
ある日突然暴落した時に備えて、これを使いたくなる気持ちもわかります。
しかし、私はオススメしません。
わざわざ忙しくトレードしなくても、十分間に合います。
逆指値までして持つのは、その銘柄の未来を信じていないということ。
自分の感覚に自信がないのなら、そもそも銘柄を買わなければ良いはずです。
はじめての投資の鉄則に、「急がない・焦らない」があります。
「5%下がったら売るよう逆指値」のような過敏な売買では、なかなか利益を上げられません。
そもそも、5%ルールでも20回続ければ元本は約3割。
「半値8掛け2割引」というのが相場の下値を表現する言葉ですが、その水準(元本の32%)と変わりません。
それよりも
「売ったら休む」方式のほうが、実は損を減らせます。
投資家さんは、利食ったら次の株を買いたくなりがちなもの。
しかし、売れたということは相場は高いはずです。
一度深呼吸してから、もう一度トライすることも大切です。
買いも売りも、無駄な商いをしないことが儲けへの早道なのです。
【株式名言】
売るべし、買うべし、休むべし
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