知って得する、仙人の教え!相場格言

株式相場の世界には、広く伝えられている「格言」が数多くあります。 この格言には、投資の神髄をズハリと言い当てた、株式投資のエッセンスがぎっしりと詰まっています。 相場師の命運を左右した格言や、多くの投資家を成功に導いた名言も少なくありません。

株式投資は心理戦と言われるように、自分の感情に反する決断をしなければならないことが多々あります。 株価がもっと上がるのではないかと思うと、なかなか利益を確定できない、また株価がそろそろ下げ止まるのでなはいかと思うと、なかなか損切りできない。 そんな、頭で分かっていてもなかなか実行できないことを実行するのに、格言は役立ちます。

短いけど、投資の何たるかを的確に言い表す名格言。 格言は必ずしも当たるものではありませんが、あなたの投資スタイルを決める、心がまえに役立つだけでなく、人生の教訓にも通ずるものがあります。 そんな一言にめぐりあうお手伝いができれば幸いです。



解説

■下手なナンピン大怪我のもと

ナンピンとは「難平」と表記します。

難とは難儀(なんぎ)なこと、つまり、株式投資では値下がりなどによる損失のことです。

この損失をできるだけ平らにしようという投資方法がナンピンです。

たとえば、1000円で1000株買った株が800円に下がったところで、さらに1000株買い増しすると平均の買いコストは900円になり、買い単価を下げることができます。

資金に余力のある投資家の有力な投資方法です。

右下がり相場では、底だと思ってナンピンしても、さらに下がって損失が大きくなります。

確かに、ナンピンはトレンドに逆らう行為ですから、非常に危険ですし、時に愚かな行為になることもあります。

しかし、リスク管理がきちんと出来る人であれば、ボックス圏で動いている株などにはナンピンの有効性があります。

要は使い方なのですが、多くの個人投資家はリスク管理が甘く、下げ相場になってもお構い無しに破綻するまでナンピンしてしまいます。

相場が基調的に上向きか、下向きかを見極めてナンピンすることが大事であるという格言です。

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