
日経平均株価 | 48,641.61 | -666.18 | 10/23 |
TOPIX | 3,253.78 | -12.65 | 10/23 |
マザーズ | 731.25 | -10.89 | 10/23 |
日経JASDAQ | 46,734.61 | +144.20 | 10/24 |
為替 | * 74ADR | * 75欧州株価 | * 76アジア株 |
NYダウ平均 | 22,941.80 | +201.40 | 10/24 |
24日の東京株式市場は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、4万8500円-4万9200円を想定。(23日終値4万8641円61銭)
NYダウ平均は144ドル高の46734ドルで取引を終えた。
現地23日の米国株高や、きのう大幅続落した反動から、買い優勢スタートとなろう。米国市場では、半導体関連株が上昇していることから、東京市場でも物色の対象となりそう。ただ、取引時間の後半には週末要因から模様眺めムードが広がり、伸び悩むことも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の半ば(23日は152円49-51銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の前半(同176円88-92銭)と円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比325円高の4万8995円だった。
【好材料銘柄】
■日本M&Aセンターホールディングス <2127>
上期経常を22%上方修正。
■コーエーテクモホールディングス <3635>
上期経常を2.2倍上方修正。
■こころネット
燦ホールディングス <9628> が株式交換で完全子会社化する。26年2月1日付で同社株1株に対し、燦HD株0.90株を割り当てる。
■KOA <6999>
今期経常を85%上方修正。また、中期経営計画を策定。28年3月期に営業利益74億円(25年3月期実績は12億円)を目指す。
■太平洋工業 <7250>
COREが実施中のTOB価格を1株2050円から2919円に引き上げるとともに、買い付け期間を11月7日まで(従来は10月23日まで)に延長する。
■たけびし <7510>
上期経常を25%上方修正、通期も増額。
【主な経済指標・スケジュール】
24(金)
【国内】
9月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
《決算発表》
中外薬、信越化、キヤノンMJ、沖縄セルラー、ジャフコG、キヤノン電、エスコン、岩井コスモ、ブルドック、ヒガシHD、高純度化、東会舘、PLANT、モバファク、テクノHR、今村証券、東邦レマック、太洋テクノ
【海外】
米9月消費者物価指数(CPI)(21:30)
米9月新築住宅販売件数(23:00)
《米決算発表》
P&G、HCAホールディングス、ゼネラル・ダイナミックス
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10月23日 NY株/欧州株概況
・・・続き
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23日のNYダウ工業株30種平均は反発し、終値は前日比144ドル20セント高の4万6734ドル61セントだった。
主要企業による2025年7〜9月期決算の発表が本格化するなか、業績が良好な銘柄に買いが入った。米中貿易摩擦を巡る過度な警戒が薄れ、投資家心理が強気に傾いた。
米ホワイトハウスはこの日、トランプ大統領が韓国で現地時間30日に中国の習近平国家主席と首脳会談に臨むと発表した。米中摩擦が和らぐとの期待からIT大手や半導体関連など幅広い銘柄で買いが優勢となった。
米複合企業ハネウェル・インターナショナルは6.8%高とダウ平均の上昇をけん引。同日発表の7~9月期決算や業績予想の引き上げが好感された。市場参加者からは「最近の各社決算で『トランプ関税』の影響額見通しを引き下げる例が相次いでおり、安心感が出ている」(日系証券)との声が聞かれた。
ダウ平均の構成銘柄ではハネウェル・インターナショナルの上昇が目立った。23日に発表した7〜9月期決算では売上高や特別項目を除く1株利益などが市場予想を上回った。好調な業績を確認できた銘柄が物色され、指数を支えた。
米財務省は22日、ロシアの石油最大手ロスネフチなどを経済制裁の対象に加えたと発表した。ウクライナを侵略するロシアへの圧力をかけるためで、石油の世界的な需給に影響するとの観測から米原油先物が大幅に上昇した。シェブロンなど石油関連株に買いが入った。
米労働省は24日に9月の米消費者物価指数(CPI)を発表する。「市場予想に沿う内容なら、米連邦準備理事会(FRB)は10月に追加利下げを決めるだろう」といい、米利下げ観測は引き続き相場を支えた。
そのほかのダウ平均の構成銘柄ではスリーエム(3M)やキャタピラー、エヌビディアが上昇した。アマゾン・ドット・コムやゴールドマン・サックスも買われた。一方、前日夕に7〜9月期決算を発表したIBMが下落した。ベライゾン・コミュニケーションズやコカ・コーラも安かった。
ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比201.402ポイント(0.88%)高の2万2941.798(速報値)だった。
前日夕に発表した7〜9月期決算で1株利益が予想を下回ったテスラは売りが先行したが、上昇して取引を終えた。マイクロン・テクノロジーやラムリサーチなど半導体関連株への買いが目立った。アルファベットも高かった。
【シカゴ日本株先物概況】
23日のシカゴ日経平均先物は上昇した。12月物は前日比175円高の4万8995円で終えた。この日は日経平均株価が下落したものの、米株式相場の上昇で投資家心理が改善し、シカゴ市場の日経平均先物には買いが優勢となった。
シカゴ日経225先物 (円建て)
48995 ( +325 )
シカゴ日経225先物 (ドル建て)
49095 ( +425 )
( )は大阪取引所終値比
23日の英FTSE100種総合株価指数は4日続伸した。終値は前日比63.57ポイント(0.66%)高の9578.57で、最高値を約2週間ぶりに更新した。原油先物相場の上昇を背景に英シェル、英BPといった石油株が買われ、指数を押し上げた。
FTSEの構成銘柄では、25年7〜9月期の売上高を公表した有害生物管理会社レントキル・イニシャルが8.32%高、23日に2025年7〜9月期の業績とあわせて自社株買い計画を発表したロンドン証券取引所が7.18%高、産金大手フレスニロが5.29%高と相場をけん引。一方、格安航空大手イージージェットは2.80%安、建機レンタルのアシュテッド・グループは2.54%安、資産運用大手シュローダーは1.85%安と下げた。