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【大引け概況】


26日の日経平均株価は3日続伸し、終値は前日比51円82銭(0.16%)高の3万3305円85銭だった。

 
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掛かり材料に乏しいことから、日経平均は前日終値水準でスタート。本日の海外市場も、香港、オセアニア、英国、欧州市場がクリスマス休暇及びボクシングデーの祝日で休場となっていることから、積極的な売買は手控えられた。後場に3万3200円台を割り込む場面も見られたが、参加者が少ないこともあり下げ幅拡大は回避。大引けにまとまったバスケット買いが入ったとの観測もあり、プラス圏と取引を終えた。
 
半導体関連株の一角が強く、全体相場の押し上げに寄与したほか、前日に急落した海運株も堅調で投資家のセンチメント改善に貢献した。一方、空運株や鉄道株に売られる銘柄が目立った。
相場の方向性を決めるほどの材料に乏しく、一進一退の展開が終日続いた。クリスマス休暇で海外投資家などの参加も少なく、売買代金は連日で節目の3兆円を割り込んだ。
 
1日の日中値幅(高値と安値の差)は130円ほどと小幅にとどまった。年末が近く、休暇をとる国内の市場参加者も一定数いたため、売買は低調だった。日本時間26日の米株価指数先物は小高く推移し、休場明けの米株式相場が堅調に推移するとの期待もあって朝方に上昇する場面もあったが、ほどなく下げに転じて上値を追う雰囲気は乏しかった。
 
午後に入ると日経平均は下げ幅を広げる場面があった。年末年始の東京株式市場の休場期間中、米国など海外市場の相場が大きく動く可能性も警戒され、いったん持ち高を調整する売りが出たとの見方があった。午後にかけて日産自やスズキなど自動車株の一角が一段安となった。
 

全般は方向感の定まらない展開だった。こうしたなか、レーザーテックなどハイテク株の堅調な展開が安心感につながった。また、決算とあわせて1株を2株とする株式分割を発表したしまむらが買われるなど、物色意欲の強さもうかがえた。そのほか、グロース250指数が4営業日ぶりに反発しており、個人主体の年末高を意識した動きもみられた。
 

東証株価指数(TOPIX)は3日続伸した。終値は1.46ポイント(0.06%)高の2338.86だった。JPXプライム150指数は3日続伸し、0.93ポイント(0.09%)高の1052.25で終えた。
 
東証プライムの売買代金は概算で2兆5632億円と、連日で3兆円を下回った。売買高は10億4887万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は923。値下がりは667、横ばいは69だった。
業種別株価指数(33業種)は海運業、パルプ・紙、鉱業、石油・石炭製品などが上昇。下落は空運業、ゴム製品など。
 
個別では、きょうも4000億円近い売買代金をこなしたレーザーテックが高く、東京エレクトロン、アドバンテスト、スクリン、ソシオネクストなども買いが優勢だった。任天堂、伊藤忠商事などもしっかり。gumiがストップ高に買われたほか、日本光電が急騰、リケンNPRも大きく買われた。Appier Groupも商いを伴い大幅高。ギフトホールディングスも値を上げた。
 
半面、川崎汽船がやや売りに押されたほか、野村マイクロ・サイエンスも利益確定の動きが表面化した。霞ヶ関キャピタルが大きく値を下げ、ニデックも冴えない。三陽商会が急落、セルソースも下落した。小田急電鉄、ユーグレナが下げ、午後にかけて小田急や高島屋、Jフロントは下げ幅を拡大した。





 
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