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【大引け概況】
3日の日経平均株価は7営業日ぶりに大幅反発し、前週末比485円38銭高の2万2195円38銭で終えた。
 
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前週末の米国市場で主要株価指数がそろって上昇した流れを引き継ぎ、東京株式市場は朝から幅広い業種が買われた。米株式市場で好決算を発表したアップルなどIT大手が買われ、投資家心理が改善し買いが優勢だった。日経平均は前週末まで6日続落し、その間に1200円近く下落していたため、売り方による買い戻しも入りやすかった。
 
日経平均株価の上げ幅が広がるのと比例する形で出来高や売買代金も膨らみ、薄商いになりやすい週初としては比較的にぎやかな展開だった。
上げ幅は一時500円を超えた。前週末の米株高を受けて短期筋の先物買いが優勢になり、現物株には裁定取引に絡む買いが入った。
指数の2倍の値動きを目指して運用するレバレッジ型上場投資信託(ETF)が先物の保有枚数を調整するための買いを入れるとの思惑で、日経平均は大引けにかけて強含んだ。
 
ただ、後場は日経平均の上昇ペースがやや鈍った。米国では7月の経済統計の一部に弱さが見られ、春先からの株高を支えた景気回復のペースがいったん止まった可能性が指摘されている。世界的に新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済活動を再び制限する動きも出始めている。景気の先行きに不透明さがある中で先高感は強まりにくいようだ。
 
JPX日経インデックス400は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比223.41ポイント高の1万3721.62だった。東証株価指数(TOPIX)も5営業日ぶりに反発し、終値は同26.58ポイント高の1522.64だった。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆3748億円。売買高は13億2265万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1736、値下がりは398、変わらずは38だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は、海運業、水産・農林業、情報・通信業、サービス業、ガラス・土石製品などが上昇率上位。下落は空運業のみ。
 
 
個別銘柄では、ソフトバンクGとファーストリテ、ファナックが大きく値を上げた。
2020年4〜6月期が増収増益だったZHDはストップ高となった。JTやスズキ、リクルート、武田、エムスリーが買われ、日水、楽天、三菱UFJは反発した。任天堂はしっかり。ソニー、トヨタ、AGCが高く、東エレクが締まり、商船三井も上昇した。
 
半面、米コンビニエンスストアの買収を発表した7&iHDが下落。キーエンスや塩野義、NECの下げが目立った。カシオが大幅安で、アドバンテスは軟調。コマツは続落、OLC、JALは値を下げた。
 
東証2部株価指数は前週末比125.86ポイント高の6352.18ポイントと6日ぶり反発した。出来高1億8597万株。値上がり銘柄数は271、値下がり銘柄数は153となった。
 
個別では、DNAチップ研究所、川澄化学工業がストップ高。ソケッツ、ダイトーケミックスは一時ストップ高と値を飛ばした。中外鉱業、プレミアムウォーターホールディングス、エスビー食品、グリムス、Abalanceなど6銘柄は年初来高値を更新。アウンコンサルティング、エヌリンクス、サイオス、インスペック、ウェルス・マネジメントが買われた。
 
一方、オーミケンシ、新内外綿、ワシントンホテル、京進、マミヤ・オーピーなど9銘柄が年初来安値を更新。いい生活、東京自働機械製作所、ショクブン、フォーシーズホールディングス、共和コーポレーションが売られた。





 
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