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【大引け概況】
20日の日経平均株価は反落し、前日比104円09銭安の2万3567円04銭で終えた。
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 朝方には20日午前の米株価指数先物が堅調に推移したことで押し目買いが入り、上昇に転じる場面はあったが一時的だった。午後には欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大に対する警戒感もあり、下げ幅は一時150円を超えた。市場関係者からは「さえない相場」と、力ない声が上がった。
 
前日の上昇を受けた利益確定売りに加え、米国の追加経済対策の与野党協議が難航していることが重荷となった。ただ、11月の米大統領選や4〜9月期決算の発表本格化を前に投資家の動きは鈍く、商いは低調だった。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆7349億円。2兆円を割り込むのは7日連続で、2019年8月以来の連続記録となる。「主力銘柄の決算発表が直前となっていることに加え、米国の大統領選や追加経済対策の動向など不透明感の強いイベントが多く投資家は様子見姿勢を強めている」と指摘した。
 
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比104.10ポイント安の1万4633.83だった。東証株価指数(TOPIX)は反落し、12.24ポイント安の1625.74で終えた。
 
売買高は9億2369万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1593と、全体の約7割を占めた。値上がりは536、変わらずは51だった。
 
 

業種別株価指数(33業種)は、陸運業、鉱業、パルプ・紙、水産・農林業、空運業の下落が目立ち、上昇は小売業と海運業。
 
個別銘柄では、JR東日本、JR東海、JR西日本が売られた。JALは軟調。国際帝石が値を下げ、日本紙や日水もさえない。トヨタ、ソフトバンクG、任天堂、ファーストリテ、三菱UFJ、三井住友、東京海上、三越伊勢丹なども安い。
 
半面、良品計画が大幅高で、ブイキューブは年初来高値を更新した。ソニー、TDK、東エレクが堅調で、キーエンス、ファナック、ダイキンも買われた。
 
 
東証2部株価指数は前日比79.14ポイント高の6389.57ポイントと続伸した。
出来高1億7181万株。値上がり銘柄数は200、値下がり銘柄数は200となった。
 
個別では、PALTEK、セキドが一時ストップ高と値を飛ばした。プレミアムウォーターホールディングス、グリムス、SIG、旭コンクリート工業、宮入バルブ製作所など8銘柄は年初来高値を更新。いい生活、日建工学、築地魚市場、ショクブン、広栄化学が買われた。
 
一方、ラピーヌ、歌舞伎座が年初来安値を更新。くろがね工作所、日本タングステン、ヴィスコ・テクノロジーズ、竹田印刷、石井表記が売られた。
 
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