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【大引け概況】
23日の日経平均株価は3日続伸し、前日比236円16銭高の2万8798円37銭で終えた。
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前日の米株式相場の上昇を受け、東京株式市場でも運用リスクを取りやすくなった投資家の買いが先行した。前場からの堅調な動きが継続し、上げ幅を取り戻す格好で後場の取引を開始。ただ、欧米投資家のクリスマス休暇入りが本格化したことから市場参加者が減少し、売り買いともに決め手を欠ける展開が続いた。取引終了にかけ、買い戻しとみられる動きからジリ高基調となり、上げ幅を拡大した。
 
自動車や機械といった景気敏感銘柄の一部に買いが入った。原油や非鉄金属など資源価格の上昇を背景に、鉱業や海運、非鉄関連にも買いが入った。
エーザイは9%安で取引を終えた。医薬品は業種別の下落率でトップだった。小売りも下げが目立った。
 
23日のアジア株式市場で香港や上海など主要な指数が総じて高く推移したことも、日本株の追い風となった。市場参加者が少ないなかで、売り方の買い戻しも入って上げ幅を広げた面もある。
 
市場では「年末に向けた先高期待と、22日の欧米株高を受けた買いが優勢で、特に売る理由もなかったことから、続伸につながった」との声が聞かれた。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、終値は17.92ポイント高の1989.43だった。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆8853億円。連日で2兆円を割り込み、7月6日以来の低水準となった。売買高は8億1350万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1421と、全体の約65%を占めた。値下がりは646、変わらずは117銘柄だった。
 
 

業種別株価指数(33業種)では、鉱業、電気機器、海運業が上昇。医薬品、小売業、パルプ・紙は下落した。
 
個別では、東急不HDも4%超上昇した。売買代金で群を抜くレーザーテックが大きく上昇したほか、東邦鉛、日立建機、丸紅、日本郵船、商船三井なども買いが優勢となった。トヨタ自動車が堅調、任天堂が上昇し、ソニーグループ、キーエンスなども高い。リクルートホールディングスも値を上げている。ディー・エル・イー、神栄がストップ高に買われ、アステリア、大真空も上昇し。
 
半面、日立製作所が安く、ファーストリテイリングも冴えない。資生堂も軟調。ペプチドリームが売りに押され、日立、東宝、イオン、スノーピークも安い。エーザイは値下がり率トップに売り込まれ、日水製薬も大幅安。ERIホールディングスの下げも目立つ。
 
東証2部株価指数は前日比37.50ポイント高の7486.26ポイントと3日続伸した。
出来高は2億6540万株。値上がり銘柄数は231、値下がり銘柄数は172となった。
 
個別では湖北工業がストップ高。スーパーバッグは一時ストップ高と値を飛ばした。上村工業、瀧上工業、ヒラノテクシード、アドテック プラズマ テクノロジー、ユニバンスなど7銘柄は年初来高値を更新。児玉化学工業、松尾電機、ライフドリンク カンパニー、川口化学工業、黒田精工が買われた。
 
一方、フュートレック、SANKO MARKETING FOODS、日本食品化工、日本調理機、関門海など28銘柄が年初来安値を更新。トラスト、光陽社、ナガホリ、ロブテックス、日東化工が売られた。
 
 
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