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【大引け概況】
6日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比606円60銭高の2万9066円32銭と11月25日以来の高値で終えた。上げ幅は11月1日(754円39銭)以来の大きさ。
 
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きょうの東京市場は先物主導で日経平均が急伸、主力株中心に広範囲に買いが流入した。
年内最後の米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過したとの受け止めが広がり、投資家心理が強気に傾いた。
 
前日に注目されたFOMCではテーパリングの前倒し終了を決定し、来年中に3回の利上げを見込むという結果となったが、これを受け米国株市場ではハイテク株を中心に投資資金が流入し、主要株指数が揃って大幅に上昇した。これを受けて東京株式市場でも市場のセンチメントが改善し、リスクを取る動きが強まった。短期筋のショートカバー(売り方の買い戻し)も進んで上げ幅を広げた。
 
国内ではあす17日に日銀の金融政策決定会合の結果と黒田日銀総裁の記者会見を控えているが、前場終盤にいったん伸び悩んだものの、後場は買い直される展開となり、全体相場の上値追い基調に変化はなかった。
 
東証株価指数(TOPIX)は大幅続伸し、前日比28.98ポイント高の2013.08で終えた。JPX日経インデックス400も大幅に続伸した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆6517億円。売買高は10億5352万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1676と、全体の8割近くを占めた。値下がりは421銘柄、変わらずは87銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は海運業、精密機器、鉱業など32業種が上昇。パルプ・紙は下落した。

個別では、群を抜く売買代金をこなしたレーザーテックが大幅高、東京エレクトロンも大きく水準を切り上げた。日本郵船、川崎汽船など海運株の上昇も目立つ。任天堂が高く、キーエンス、キヤノン、エプソンなども値を上げた。オリエンタルランドが活況高となり、デンソー、ファナック、ダイキン工業なども買いを集めた。大末建設が急騰、アルバック、ギフトなども値を飛ばした。日産自、デンソー、日本金属、日本電子材料も高い。
 
半面、第一生命ホールディングスが上昇一服、新生銀行は大きく値を下げた。大平金、日本紙、スノーピークが売られ、ヤーマンも下値を探った。プロレド・パートナーズが急落、オハラも大きく水準を切り下げた。Gunosy、リンクアンドモチベーションも安い。
 

東証2部株価指数は前日比46.68ポイント高の7520.76ポイントと続伸した。
出来高3億609万株。値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は172となった。
 
個別では、Oak キャピタルが一時ストップ高と値を飛ばした。カンロ、テクノフレックス、リミックスポイント、JFEシステムズは年初来高値を更新。ユニバンス、児玉化学工業、ナガホリ、コメ兵ホールディングス、インスペックが買われた。
 
一方、アゼアス、関門海、北日本紡績、テクノマセマティカル、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートなど13銘柄が年初来安値を更新。東京ソワール、エヌリンクス、光陽社、ギグワークス、木村工機が売られた。
 
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