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【大引け概況】
25日の日経平均株価は反発し、前週末比353円49銭高の2万0741円65銭と高値引けだった。
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 3月6日以来、約2カ月半ぶりの水準を回復した。

朝方は、買いが先行した。緊急事態宣言が全面的に解除される見通しとなり、経済活動の正常化への期待から買いが優勢だった。政府の2020年度第2次補正予算案が、事業規模で100兆円超となると報じられたことも一部で材料視された。2万700円台に乗せた。その後伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く、引けにかけて強基調となった
ただ、香港情勢を巡る米中の対立激化への警戒感から、商いは低調だった。
 
市場関係者は「上値での売り圧力が予想したほど強くはなく、しっかりした相場になった」と話していた。一方、食料品やゲームなど「巣ごもり消費」の拡大により業績の拡大が期待されている銘柄には利益確定売りが出た。また、電子部品株も軟調で、米国と中国の関係悪化が影響したとの見方が出ていた。
 
東証1部の売買代金は概算1兆7371億円と4月13日以来、約1カ月ぶりの低水準だった。売買高は10億0257万株と1月24日以来約4カ月ぶりの少なさだった。
東証1部の値上がり銘柄数は1857、値下がりは259、変わらずは54銘柄だった。
 
JPX日経インデックス400は3営業日ぶりに反発。終値は225.42ポイント高の1万3509.37だった。東証株価指数(TOPIX)も3営業日ぶりに反発し、24.40ポイント高の1502.20で終えた。
 

業種別株価指数(全33業種)は、空運業、不動産業、陸運業などの上昇が目立った。下落はパルプ・紙の1業種だった。
 
個別銘柄では、JAL、ANA、JR東日本、OLC、菱地所も買いを集めた。ファーストリテ、リクルートHD、ソフトバンク、ホンダ、ニトリHDも上昇した。レーザーテックが値を上げ、東エレク、トヨタは堅調。武田、中外薬も高い。
 
半面、王子HD、富士フイルム、味の素が売られた。任天堂、カプコン、ソニー、村田製、HOYAは小幅安。楽天がさえない。
 
東証2部株価指数は前週末比85.02ポイント高の5986.19ポイントと反発した。
出来高1億5042万株。値上がり銘柄数は346、値下がり銘柄数は96となった。
 
個別では、YE DIGITAL、アサヒ衛陶、リードがストップ高。セキドは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、田岡化学工業、木村工機、日本アビオニクス、セブン工業など7銘柄は年初来高値を更新。キョウデン、東邦金属、エリアリンク、ウェルス・マネジメント、RVHが買われた。
 
一方、フレンドリーがストップ安。朝日印刷など2銘柄は年初来安値を更新。省電舎ホールディングス、技研ホールディングス、ロブテックス、サンコー、三井金属エンジニアリングが売られた。
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