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前日比125円77銭安の1万8426円84銭で終え、年初来安値を連日で更新。
昨年12月6日以来の安値を付けた。東京外国為替市場で円相場が1ドル=108円台後半に上昇し、およそ5カ月ぶりの円高・ドル安水準を付けたため、輸出企業の採算改善期待が後退し、主力株が売りに押された。
海外ヘッジファンドなどの短期志向の投資家が株安を主導し、日経平均は一時240円超下げた。

北朝鮮問題などの地政学リスクに対する警戒感も依然として強い。金融株や鉄鋼株などに売りが目立った。ただ、後半は売り飽き気分も台頭、為替の円高一服に加え、韓国や中国をはじめアジア株市場が総じて堅調な値動きを示していた。

欧米は週末にイースター(復活祭)休暇に入るため、「中長期の海外投資家は積極的な売買を見送ったが、一部の国内機関投資家は割安さに着目した買いを入れた」という。取引終盤にかけては円相場が伸び悩んだほか、14日に株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)の算出を控えて持ち高調整の買いが入り、日経平均は下げ渋る展開となった。

JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は前日比106.65ポイント安の1万3164.58だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続落し、11.23ポイント安の1468.31で終えた。

東証1部の売買代金は概算で2兆2590億円。売買高は19億5868万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1374と、全体の68.1%を占めた。値上がりは543、変わらずは98銘柄だった。

個別では、12日発表の2018年2月期の純利益見通しが市場予想を下回ったイオンが年初来安値を付けた。東芝や三井物の下げが大きかった。JFEや新日鉄住金が下落した。三菱商や国際石開帝石が安く、SOMPOや東エレク、村田製作所が売られた。
任天堂も軟調。石川製作所は一時ストップ安となったほか、豊和工業、東京計器などの防衛関連株は急反落。

一方、関西電が年初来高値を付けた。資生堂や中部電が上昇し、大和やアサヒが買われた。
ペプチドリームが急反発、信越化学工業も強含んだ。グリーが商いを伴い、値を飛ばしたほか、北の達人コーポレーションは値幅制限いっぱいに買われた。市光工業、TOKYO BASEなども物色人気になり、日本ライフライン、ワキタ、が高く、イオンモール、コメダホールディングスなども上昇した。

東証2部株価指数は、前日比3.51ポイント安の5498.85ポイントと8営業日ぶりに小反発した。
値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は251となった。
朝日インテクとMCJが上げ、稀元素と象印が下げた。

個別では、日本アビオニクスがストップ安。JESCOホールディングス、三井金属エンジニアリング、クレアホールディングス、富士古河E&C、土屋ホールディングスなど109銘柄は年初来安値を更新。北日本紡績、理経、日本タングステンが売られた。

一方、安川情報システム、ぷらっとホーム、スリーエフがストップ高。アゼアス、朝日インテックなど4銘柄は年初来高値を更新。櫻島埠頭、フュートレック、アートスパークホールディングス、ASTIが買われた。
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