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【大引け概況】


8日ので日経平均株価は続落し、前日比384円24銭(1.16%)安の3万2606円84銭で終えた。

 
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中国政府の規制強化を嫌気したアップル株の下落が相場を押し下げた。 ただ、週次失業保険申請件数の減少などを背景に景気後退懸念が緩和するとダウ平均は上昇に転じた。 一方、金利の高止まりでナスダック指数は終日軟調に推移した。 日経平均は、9月限先物・オプション取引の特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ売買が交錯するなか74.83円安でスタート。 しかし、寄り付き直後から売りが先行し、一時455円程下落。米中対立の悪化が懸念されるなか後場はじわじわと下げ幅を広げ、中盤には32512.80円(478.28円安)まで下落。

ただ、大引けにかけては中国株や時間外取引のナスダック100指数先物が水準を切り上げたことで日経平均も下げ幅を縮めた。
なお、SQ値は32921.39円。

東証株価指数(TOPIX)は続落し、前日比24.36ポイント(1.02%)安の2359.02で終えた。JPXプライム150指数も続落し、前日比10.90ポイント(1.04%)安の1040.95で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で4兆572億円。売買高は16億3807万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1508と、全体の約8割を占めた。値上がりは277、横ばいは49銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)では鉱業、非鉄金属、精密機器の下落が目立った。上昇は証券・商品先物取引業、電気・ガス業など。

個別では、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下落を受けて東エレクを筆頭に三井ハイテック、キーエンス、ソニーGなど主力のハイテク株が総じて下落。イビデン、新光電工などは米アップルに対する中国の規制強化が引き続き重しになった。ダイキン、ファーストリテ、SMCなどの値がさ株も軟調。DOWA、フジクラ、住友鉱山の非鉄金属、東京精密、オリンパス、テルモの精密機器、牧野フライス、FUJIの機械などが安い。

一方、東京電力HD、九州電力、関西電力の電力株、岡三証券G、東洋証券の証券株が高い。王子HD、レンゴー、出光興産、住友不動産は国内証券のレーティング格上げが確認されたが、出光興産を除いて他は失速して下落に転じた。ホンダも外資証券のレーティング格上げを材料に上昇したが、ドル円相場の軟化により後半は伸び悩んだ。ハイテクでは前日に急落したアドバンテストや村田製のほか、ソフトバンクGなどが逆行高。決算を材料にBガレージ、ラクスルは大幅高となった。


 
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