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【大引け概況】
13日の日経平均株価は3日続伸し、前日比405円65銭高の2万3249円61銭と2月21日以来、約半年ぶりの高値で終えた。
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トランプ米大統領はバイオ製薬のモデルナから1億回分の新型コロナウイルスのワクチンを購入すると発表した。ワクチンの普及による経済正常化への期待が高まるなか、12日の米主要株価指数は大幅に上昇。
その流れを引き継ぎ日経平均も大幅高となった。円相場が円安・ドル高方向に動いたことも支援材料となった。
日経平均株価はこれまで心理的な節目として意識されてきた2万3000円を上回って取引を終えた。日経平均の終値と取引時間中の高値はともに新型コロナ禍による3月の株価暴落後の最高値を更新した。
 
円相場が1ドル=106円台後半と円安・ドル高傾向で推移したことも追い風となった。日経平均が節目の2万3000円を超えたことで、オプション売りに絡んだ先物の買いが入って上げ幅が増幅されたとの見方もあった。前日の米株式市場でのハイテク株高を受け、東エレクやディスコなどのハイテク株が大きく上昇した。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前日比173.48ポイント高の1万4637.92だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、18.62ポイント高の1624.15で終えた。業種別TOPIXは精密機器、電気機器などが大きく上昇。半面、空運業、海運業、不動産業などは下落した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆5583億円。売買高は14億1149万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1478銘柄と7割近く。値下がりは615、変わらずは80銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業などが上昇し、空運業、海運業、鉄鋼が下落した。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)の買いが膨らみ、ファーストリテなど指数寄与度の高い銘柄の上げが目立った。ソニー、東エレクが大幅高で引け、トヨタ、ホンダはしっかり。三菱UFJ、みずほFGは小高く、第一生命、セコム、オリンパス、シスメックスなども買われた。大幸薬品は上値を追った。
 
半面、NTT、KDDIが売りに押され、楽天も値下がりした。JALが下落し、ANAHDも緩み、オリックス、三井不、日本郵政などは下落した。
 
東証2部株価指数は前日比31.81ポイント高の6600.73ポイントと4日続伸した。
出来高1億6089万株。値上がり銘柄数は259、値下がり銘柄数は156となった。
 
個別では、アップルインターナショナルがストップ高。カワセコンピュータサプライは一時ストップ高と値を飛ばした。はごろもフーズ、アートスパークホールディングス、ジュンテンドーは年初来高値を更新。松尾電機、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、大運、ファーマフーズ、ワシントンホテルが買われた。
 
一方、岡野バルブ製造、東邦化学工業、ツインバード工業、Abalance、マナックが売られた。
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