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【大引け概況】
14日の日経平均株価は3日続落した。終値は前日比63.62の2万2694円45銭だった。
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前日の米国株市場でNYダウが連日の最高値更新と強調展開を続ける一方で、為替が1ドル=112円台半ばと円高に振れ、主力株中心に向かい風が意識された。
 
米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米市場で、長期金利が低下した。前日まで上昇していた金融株が売られ、指数を押し下げた。
米国の追加利上げを受け、中国人民銀行はリバースレポ金利などを引き上げた。中国が一段の金融引き締めに動くとの警戒感から中国・上海総合株価指数が軟調に推移していることも日本株の重荷になった。
 
楽天が携帯キャリア事業への参入を発表。財務負担への懸念が強い楽天だけでなく、競争激化を警戒し、KDDIやソフトバンク、NTTドコモも下げた。
下値ではハイテク株を中心に国内機関投資家の押し目買いが入った。中小型株には個人投資家とみられる買いが広がり、指数を下支えした。
 
JPX日経インデックス400は続落し、前日比34.12ポイント安の1万6007.69だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、2.70ポイント安の1808.14だった。
 
東証1部の売買代金は2兆6593億円。売買高は16億6682万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は606、値上がりは1362、変わらずは83銘柄だった。
 
個別では、SGホールディングスが売買代金トップで値上がり率も2位となった。三菱UFJやSOMPOが下落した。コマツは反落した。任天堂も売られた。愛眼が急落、楽天も大きく値を下げた。KLab、ジャパンベストレスキューシステムなども下落した。
 
半面、トヨタと電気自動車向け車載用の電池事業で協業を検討することに合意したと発表したパナソニックが続伸。13日に東証1部に上場したSGHDは個人の買いを集め、商いを伴って大幅高。20年12月期の連結営業利益を今期予想の2.2倍に増やすと伝わった協和キリンは買われた。東エレクや日東電は上昇した。モリテック スチール、セレスが値を飛ばしたほか、イマジカ・ロボット ホールディングス、カチタスも大幅高だった。
 
きょう東証1部に上場した住宅ローン販売のアルヒの初値は1270円と公開価格を2.3%下回った。終値は1338円と初値に比べて5.4%上げた。
 
東証2部株価指数は前日比84.85ポイント高の7195.27ポイントと6日続伸した。
値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は190となった。
個別では、サンコーがストップ高。第一カッター興業、金下建設、日本電通、TTK、アルトナーなど23銘柄は年初来高値を更新。三社電機製作所、ぷらっとホーム、アルチザネットワークス、スガイ化学工業、グッドコムアセットが買われた。
 
一方、中央ビルト工業、ボーソー油脂、くろがね工作所、花月園観光、JEUGIAが年初来安値を更新。森組、ファステップス、大興電子通信、伏木海陸運送、アゼアスが売られた。
 

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