動画再生
本日のマーケット動画
時間:00:01:11 容量:12.02M
過去のマーケット動画はこちら
終値は3月30日以来約1カ月ぶりに1万9000円を回復した。
朝方は24日の米国株高を好感した買いが入る一方、前日の株価上昇を受けて当面の利益を確保する売りが交錯した。しかし、取引開始から数分で売りは一段落し、その後はじりじりと値上がりする銘柄が多かった。市場では「欧州の機関投資家の資金が入ってきた」との見方が出ていた。
米株高や円高基調の一服を背景に投資家心理が改善し、時価総額の大きい金融株などに買いが入った。警戒されていた北朝鮮からの軍事的な挑発行為が伝わらず、地政学リスクへの警戒感が和らいだ。
JPX日経インデックス400は4日続伸した。終値は前日比149.08ポイント高の1万3596.77だった。
東証株価指数(TOPIX)は16.02ポイント高の1519.21と4日続伸した。
東証1部銘柄の出来高は、19億4868万株、売買代金は2兆3018億円。東証1部の値上がり銘柄数は1633、値下がりは304、変わらずは78と、値上がり銘柄の割合は80%を超えた。
個別銘柄では、任天堂が大量の買いで上伸し、トヨタが買われ、ソフトバンクG、ファーストリテ、東エレクは堅調。世界的な金融株高を受けて、保険の第一生命HDや証券の野村が上昇し、メガバンクの三菱UFJも堅調だった。
前日逆行安だったコマツやSUMCOのほか、日立などによる傘下のランディス・ギア買収提案が報じられた東芝の上げが目立った。
運賃値上げの方針が報じられたヤマトHDは5%超の上昇。また、取引時間中に決算発表した昭電工が商いを伴って急伸し、伯東やVコマースなども買われた。
半面、業績観測が報じられたNTTドコモが2%下落し、NTT、KDDIといった通信大手も軟調ぶりが目立った。ソニー、SUBARU、キーエンスが緩み、大塚HDは値下がりした。
また、石川製<6208>やレナウンが急反落し、イーブックなど売られた。
東証2部指数は前日比38.29ポイント高の5727.14ポイントと反発。値上がり銘柄数は316、値下がり銘柄数は116となった。
個別では広栄化学工業がストップ高。西菱電機、JMACS、大興電子通信は一時ストップ高と値を飛ばした。サトウ食品工業、セック、不二サッシ、京葉瓦斯など6銘柄は年初来高値を更新。東京コスモス電機、FDK、富士通コンポーネント、昭和ホールディングスが買われた。
一方、SYSKEN、石井食品、イサム塗料、フレンドリー、トレーディアが年初来安値を更新。日本アビオニクス、技研製作所、北日本紡績、ネポン、セイヒョーが売られた。
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。