25日の米株式市場でNYダウ平均は26.83ドル高と12日続伸、ナスダック総合指数は+0.60%と続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた様子見ムードが強かったが、米7月消費者信頼感指数が予想を上回り2年ぶりの高水準を記録すると景気への楽観的な見方が相場を徐々に押し上げた。また、主要ハイテク企業の決算を期待した買いも入り、相場は終日堅調に推移した。米株高を受けて日経平均は22円45銭高からスタート。ただ、為替の円安の一服感が意識されるなか下落に転じると一時200円近く下げて3万2500円を割り込む場面もあった。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安基調で推移し、株価の重荷だった。米国で25日の取引終了後に発表されたマイクロソフトなどの決算を受け、日本時間26日の取引でハイテク株が多い米ナスダック100株価指数の先物が下落したことも売りを促した。
チャート上では25日移動平均(3万2810円、25日時点)が上値抵抗線として意識されている。市場では「18日まで上昇基調にあった25日移動平均が足元で下落基調に転じていることも投資家心理の重荷だった」との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落し、2.29ポイント(0.10%)安の2283.09で終えた。JPXプライム150指数は0.23ポイント(0.02%)安の1035.54だった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆7807億円で、5月2日(2兆6675億円)以来2カ月半ぶりの低水準だった。売買高は12億6862万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は945と全体の5割強を占めた。値上がりは775銘柄、変わらずは115銘柄だった。