動画再生
【大引け概況】
25日の日経平均株価は3日ぶりに反落し、前日比11円74銭安の2万6656円61銭で終えた。
本日のマーケット動画
時間:00:00:58 容量:8.84M

過去のマーケット動画はこちら
 
24日の米株式市場では、NYダウが70ドル高と続伸。英国と欧州連合(EU)が新たな自由貿易協定(FTA)の交渉で合意したことが好感され、これを受けた東京株式市場も買い先行でスタートした。ただ、クリスマスで多くの海外投資家が休暇を取っているほか、年末が迫る週末ということもあり出来高は低迷。日経平均株価は前日終値を挟んでの一進一退が続き、1日の値幅は80円弱にとどまった。
 
朝方は英EU交渉合意を好感する買いが先行した。だが勢いは続かず、買い一巡感は下げる場面が多く続いた。国内で新型コロナの新規感染者数が連日過去最多となるなど、投資家心理が低下していることが影響した。
 
中国・上海などを除き、海外の主要市場はクリスマスで軒並み休場。外国人投資家の商いが低調で、一方向に取引を傾けにくい環境だった。前日終値近辺での値動きがほぼ終日続き、日中値幅(高値から安値を引いた値)は80円弱だった。
 
JPX日経インデックス400は3日続伸した。終値は前日比31.50ポイント高の1万6084.59だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、4.14ポイント高の1778.41で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で1兆2547億円。東証がシステム障害で終日売買停止となった10月1日を除くと2019年12月25日以来1年ぶりの低水準だった。売買高は6億9480万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は764と、全体の3分の1。値上がりは1312、変わらずは112銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、医薬品、サービス業の下落が目立った。上昇は海運業、パルプ・紙、倉庫・運輸関連業など。
 
閑散相場のなかで海運株は気を吐いた。郵船が前日に2021年3月期業績見通しを上方修正する見込みと明らかにし、同業他銘柄にも追い風となった。
 
個別銘柄ではソフトバンクGが値を下げた。もさえない。ソニー、中外薬が軟調。任天堂、東エレクは小安い。
 
半面、郵船、商船三井、川崎船、日立造が上げた。日本電産、村田製は強含み。レノバ、三菱倉、SBI、ファーストリテ、キーエンス、デンソー、富士フイルム、王子HD、ジェイテクトも上げた。
 
 
東証2部株価指数は前日比30.95ポイント安の6501.62ポイントと反落した。
出来高2億6880万株。値上がり銘柄数は191、値下がり銘柄数は240となった。
 
東証2部に上場したサンエイ(6230)は公開価格を60.2%上回る3525日で寄り付いた。終値は初値比18.7%安の2865円。
 
個別では、SANEIが一時ストップ安と急落した。サイバーステップ、リミックスポイント、梅の花、ミロク、東京ソワールなど7銘柄は年初来安値を更新。セキド、サンセイ、土屋ホールディングス、ファーマフーズ、川本産業が売られた。
 
一方、ジャパンエンジンコーポレーションが一時ストップ高と値を飛ばした。ブルドックソース、カワサキ、旭コンクリート工業、マックスバリュ西日本は年初来高値を更新。クシム、YE DIGITAL、JESCOホールディングス、コーアツ工業、松尾電機が買われた。
 
※ 株式投資は全て自己責任でお願いします。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。