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【大引け概況】
14日の日経平均株価は3日続落した。終値は前日比90円51銭安の2万1154円17銭だった。
 
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朝方は13日の米株高を下支えに、日経平均は前日比130円近く上昇した。株高もつかの間、外国為替市場で1ドル=106円台に入る円高が進むと、日経平均は294円安まで下落。あっさりと2万1000円台を割り込んだ。しかし、「業績面での割安感が強まった」との見方から、その後は急速に値を戻しプラス圏に再浮上するなど目まぐるしい相場展開だった。
 
 
朝方発表の2017年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期比0.5%増と7〜9月期から減速し、投資家心理の重荷になった。
 
PER(株価収益率)など投資指標の割安感に着目した買いはみられたが、全体を大きく押し上げる勢いはなかった。
日経平均は下げ渋ったとはいえ、投資家心理は依然として不安定だ。14日発表の米国のインフレ指標となる1月の消費者物価指数の結果次第では、「もう一波乱ある」と、市場関係者は気を引き締めていた
 
東証株価指数(TOPIX)は3日続落し、終値は前日比14.06ポイント安の1702.72だった。JPX日経インデックス400も3日続落で、終値は前日比104.87ポイント安の1万5103.99だった。
 
東証1部の売買代金は概算で3兆4450億円。売買高は18億4229万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1581、値上がりは432、変わらずは52だった。
 
個別では、日東電やNTT、住友電が昨年来安値を更新した。三菱UFJフィナンシャル・グループも軟調。トヨタやマツダ、スズキなど自動車株も安い。京セラや第一三共が売られた。ルックホールディングスが急落したほか、メック、ワタミなども大幅安となった。
 
一方、東京エレクトロンが買い優勢となり、東海カーボンが商いを伴い大幅高。資生堂、大塚HDも上昇した。日本製鋼所が急伸、アイロムグループ、タムロンも値を飛ばした。ブイ・テクノロジー、ワールドホールディングスが買われたほか、ペプチドリームも物色人気に。フルキャストホールディングス、日本金銭機械も高い。
 
東証2部株価指数は前日比67.88ポイント安の7142.20ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は94、値下がり銘柄数は373となった。
 
個別では、」日本和装ホールディングスがストップ安。岡本工作機械製作所は一時ストップ安と急落した。安川情報システム、フュートレック、アートスパークホールディングス、フライトホールディングスなど17銘柄は昨年来安値を更新。森組、アバント、日本抵抗器製作所、中西製作所が売られた。
 
一方、日本モーゲージサービスがストップ高。コーアツ工業は昨年来高値を更新。日本パワーファスニング、省電舎ホールディングス、リミックスポイント、SECカーボン、誠建設工業が買われた。

 

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