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【大引け概況】
20日の日経平均株価は反落し、前日比110円20銭安の2万8523円26銭で終えた。
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前日の米株高を受け寄り付きに日経平均は高く始まったが、買い続かずその後すぐに値を消す動きとなった。マイナス圏に転じた後も次第安の展開は続き、後場寄り後に先物を絡め230円あまり下げる場面があったが、米国での大型経済対策による景気回復への期待が根強く、相場の下値を支えた。日銀による指数連動型上場投資信託(ETF)買いが入るとの思惑も加わって、取引終了にかけて下げ渋った。
 
次期財務長官となるイエレン氏が公聴会で財政出動を伴う景気回復に前向きなコメントを示したことは、おおむねポジティブに受け止められているが、バイデン次期米大統領の就任式を目前に、ポジション整理の売りが全体相場を押し下げた。ただ、主力株が軟調な半面、中小型株には買われる銘柄も少なくなかった。
 
米大統領就任式の会場となる連邦議会議事堂やホワイトハウス周辺では厳戒態勢が敷かれ、緊張感も高まっている。政治的な混乱などの不確定要素が残るなか、市場では積極的な買いを控える雰囲気もあった。
 
JPX日経インデックス400は反落し、終値は前日比67.75ポイント安の1万6782.16だった。東証株価指数(TOPIX)も反落し、6.26ポイント安の1849.58で終えた。
 
 

業種別株価指数(全33業種)は小売業、銀行業、空運業などが下落し、電気機器、輸送用機器、化学は上昇した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆3810億円。売買高は11億5000万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は993、値上がりは1100、変わらずは95だった。
 
個別では、ソフトバンクGの売り物が厚かった。京王や小田急、東急、東武など私鉄株の一角が売られた。第一三共や中外薬も安かった。トヨタ、ソニーが小安く、キーエンス、SMCは下押した。ネクソン、ANAHD、ZHD、商船三井、日本取引所も下落した。
 
一方、東エレクが上場来高値を更新し、太陽誘電は大幅高。住友化や東電HDが高かった。ホンダが締まり、日産自は上伸した。シャープ、東レ、コニカミノル、住友化が急騰し、浜ゴムも堅調だった。
 
東証2部株価指数は前日比9.37ポイント高の6789.59ポイントと続伸した。
出来高1億6962万株。値上がり銘柄数は208、値下がり銘柄数は193となった。
 
個別ではヤギがストップ高。ユタカフーズ、石井食品、パシフィックネット、田岡化学工業、那須電機鉄工など6銘柄は昨年来高値を更新。ストリーム、アドテック プラズマ テクノロジー、スガイ化学工業、フリージア・マクロス、リバーホールディングスが買われた。
 
一方、川上塗料が昨年来安値を更新。加地テック、くろがね工作所、アサヒ衛陶、土屋ホールディングス、天昇電気工業が売られた。
 
 






 
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