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【大引け概況】
7日の日経平均株価は反発し、前週末比77円72銭高の2万9019円24銭で終えた。
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前週末の欧米株市場が総じて堅調な値動きを示したことが投資家心理を強気に傾けた。米国株市場では、5月の雇用統計が市場コンセンサスを下回ったことを受け長期金利が急低下し、これを背景にハイテク株が買われ全体指数を押し上げた。もっとも、東京株式市場では今週末にオプションSQ算出を控えることもあり、上値を買い進む動きは限定的だった。2万9000円近辺は先物を絡め不安定な動きとなりやすく、戻り売りニーズの強さも観測されている。
 
このところ上昇の目立っていたトヨタが5営業日ぶりに反落するなど自動車株の下落が目立った。鉄鋼や銀行、機械など景気敏感株の一角もさえない動きとなった。
 
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比12.52ポイント高の1万7706.94だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、1.66ポイント高の1960.85で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆1910億円。売買高は9億4592万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1052と、全体の約48%だった。値下がりは1036、変わらずは105銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は情報・通信業、その他製品、海運業が上昇。鉄鋼、機械、銀行業は下落した。
 
個別では、任天堂、エムスリー、コナミHD、TDK、KDDIが上昇、ソフトバンクグループも小幅ながらプラス圏で引けた。オリンパスが値を上げ、日本郵船も高い。ウッドワン、GMOグローバルサイン・ホールディングスが大きく値を飛ばし、芝浦メカトロニクスも大幅高。メンバーズ、RPAホールディングス、テイクアンドギヴ・ニーズ、ペッパーフードサービスどの上げも目立った。
 
半面、朝高のレーザーテックは後場値を崩しマイナス転換。トヨタ自動車が小幅ながら反落したほか、ソニーグループも冴えない。ファーストリテイリングが売りに押され。日本製鉄、ジェイ エフ イー ホールディングスなど鉄鋼株が安い。日本ピストンリングが大幅安となり、第一三共、アドテスト、コマツ、アーレスティも下落した。
 
 
東証2部株価指数は前週末比5.29ポイント高の7548.17ポイントと7日続伸した。
出来高1億8564万株。値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は159となった。
 
個別では、三光マーケティングフーズ、東京ボード工業、セブン工業がストップ高。KHC、Oak キャピタル、セントラル総合開発、セコム上信越、理研コランダムなど21銘柄は年初来高値を更新。日本アビオニクス、萬世電機、バイク王&カンパニー、タクミナ、ウインテストが買われた。
 
 一方、ジー・スリーホールディングスが一時ストップ安と急落した。アルチザネットワークス、ショクブンは年初来安値を更新。東京ソワール、フリージア・マクロス、ハイレックスコーポレーション、川口化学工業、明星電気が売られた。
 
 
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