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【大引け概況】
25日の日経平均株価は続落し、前日比274円53銭安の2万2259円79銭で終えた。
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 米国での新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う経済停滞懸念から、前日のNYダウ工業株30種平均が急落。欧米株安を受け、東京株式市場でも売りが優勢だった。
日経平均の下げ幅は前引け間際に一時360円を超えたが、その後は下げ渋った。
 
国内では今週から来週にかけて、3月期決算企業の期末配当の支払いが集中する。アクティブファンドや個人投資家などから再投資目的の買いが入ったとみられ、下値模索の動きは限られた。
 
コロナ禍再燃による世界的な移動制限強化への警戒感から空運業が大幅に値下がり。自動車や鉄鋼など景気動向に敏感な銘柄の売りも目立った。市場関係者は「景気回復の遅れを前提にすれば、足元の株価には割高感がある」と指摘していた。
 
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比164.97ポイント安の1万4079.06だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、18.65ポイント安の1561.85で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2608億円。売買高は13億537万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1661と、全体の76.6%を占めた。値上がりは442、変わらずは64銘柄だった。
 
業種別株価指数は全33業種のうち精密機器を除く32業種が下落し、電気機器、輸送用機器、銀行業など主要業種の下げが目立った。
 
個別銘柄では、ソフトバンクGの売りが厚く、ファーストリテ、キーエンス、村田製、ファミマ、京セラなが売られた。トヨタマツダやSUBARU、トヨタなど自動車株が安い。三井不や住友不、菱地所など不動産株の下げも目立った。ソニー、電通グループも売られた。三菱UFJ、三井住友は大幅安。OLCが売りに押され、JAL、JR東日本、リクルートHDは下落した。
 
半面、デジタルカメラを中心とする映像事業を投資ファンドに売却すると発表したオリンパスが大量の買いで急騰した。東エレクがわずかに値上がりし、HOYA、楽天やNECが買われた。中外薬やキリンHD、ユニチャームも上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比13.43ポイント安の6659.42ポイントと反落した。
出来高1億5802万株。値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は276となった。
 
個別では、篠崎屋、ツインバード工業、ベース、ウイルテック、インスペックは値下がり率上位に売られた。
 
一方、いい生活、FDKがストップ高。JESCOホールディングス、GMOペパボ、フォーシーズホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、プレミアムウォーターホールディングス、キーウェアソリューションズ、ジーエルサイエンス、セーラー万年筆など8銘柄は年初来高値を更新。クレアホールディングス、明治機械、日本ピグメント、RVH、指月電機製作所が買われた。
 
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