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【大引け概況】
6日の日経平均株価は4日続落し、前日比102円69銭安の2万7055円94銭で終えた。
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米ジョージア州での上院決選投票(現地5日)の結果待ちで様子見気分の強いなか、朝方は、円高・ドル安が重しとなり、利益確定売りが先行した。
ただ、好調な米経済指標を背景にした5日の米国株高もあって、いったんプラス圏に持ち直す場面もあった。その後は、買いが続かず、再度軟化。後場入り後には、米長期金利上昇への警戒感もあり、成長(グロース)株中心に売られた。日経平均は一時節目の2万7000円を割り込む寸前まで下げた。
 
もっとも割安(バリュー)株には買いが入り、一段の下落に歯止めがかかった。
日経平均は前日まで3日続落していたこともあり、値ごろ感からの買いで朝方は上昇する場面もあった。ただ、開票速報が進むにつれて民主党が勝利するとの観測が強まり、大統領と上下両院を同党が握ることで増税や規制強化が進みやすくなるとの警戒感が広がった。
 
原油先物相場の上昇も助けに鉱業株が大幅に上昇。海運株や鉄鋼株も買われた。金利上昇による運用収益改善への期待から銀行株も上げた。東証1部の値下がり銘柄数は686と、全体の約3割にとどまった。値上がりは1428と6割を超え、変わらずは72銘柄だった。
 
JPX日経インデックス400は4営業日ぶりに反発。終値は前日比43.32ポイン高の1万6257.60だった。東証株価指数(TOPIX)も4日ぶり反発で、4.96ポイント高の1796.18で終えた。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆2996億円。売買高は11億7958万株だった。
 
業種別株価指数(33業種)はその他製品、電気機器、化学の下落が目立ち、上昇は鉱業、海運業、石油・石炭製品など。
 
個別銘柄は、任天堂が安く、ソニー、アドテスト、スクリン、東エレク、キーエンスも軟調で、村田製、日本電産はさえない。キリンHDや味の素、資生堂、花王が値を下げ、ファーストリテは大幅安。エムスリーし、武田、レノバが下落した。
 
半面、ニコンが大幅に上昇した。日揮HDや国際石開帝石、ENEOSが高く、郵船、商船三井は堅調。ソフトバンクG、NTT、ZHD、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、トヨタは強含んだ。
 
東証2部株価指数は前日比74.94ポイント高の6665.64ポイントと反発した。
出来高2億2283万株。値上がり銘柄数は262、値下がり銘柄数は160となった。
 
個別では、日創プロニティ、加地テック、松尾電機が一時ストップ高と値を飛ばした。アップルインターナショナル、ブルドックソース、STIフードホールディングス、リスクモンスター、日本化学産業など17銘柄は昨年来高値を更新。Oak キャピタル、ウェルス・マネジメント、三社電機製作所、千代田化工建設、倉庫精練が買われた。
 
一方、日本和装ホールディングス、SANEIが昨年来安値を更新。ジー・スリーホールディングス、アートスパークホールディングス、オーケーエム、クロスプラス、バイク王&カンパニーが売られた。
 
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