前週末1日に発表された米経済統計が市場予想を上回る良好な結果となり、米景気は引き続き堅調との見方から幅広い銘柄に買いが入った。
午前10時過ぎには一時2万922円58銭(前週末比134円19銭高)まで上昇した。
外国為替市場での円安・ドル高の進行も輸出関連株への買い安心感を強めた。
その後、上げ幅を縮小する場面もあったが、円安歩調を支えに大引けにかけて底堅く推移した。
一方、1日に決算を発表したソニーが8%安と急落するなど、国内企業の業績に対する警戒感は根強く、買い一巡後は上値の重さが目立った。
春節(旧正月)の休暇を控えて中国・上海などアジアの主要市場の一部が休場となっており、日中の売買材料に乏しかったことも次第に相場の膠着感を強めた。
JPX日経インデックス400は反発した。終値は前週末比132.69ポイント高の1万4046.70だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、16.70ポイント高の1581.33で終えた。
東証1部の売買代金は概算で2兆2729億円、売買高は13億2895万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割近い1888、値下がりは203、変わらずは36銘柄だった。