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【大引け概況】
26日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比446円82銭高の2万9176円70銭で終えた。
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バイデン米大統領が新型コロナウイルスワクチンの接種を加速する考えを示し、経済正常化への期待が高まった。今週半ばまで下落相場が続いた反動で、「値頃感を評価した押し目買い」が幅広く入り、日経平均株価は2万9000円を回復した。
 
米国では7年物国債の入札が低調で、好調な経済指標も相次いだが10年債利回りは小幅上昇にとどまった。東京株式市場では「金利上昇への警戒感が薄らぎ、日本株に追い風となった」との指摘が出ていた。
ただ、午前に2万9240円まで値を伸ばした後は総じて伸び悩む展開だった。年度末を控えて、国内機関投資家のリバランス(保有資産の構成比率調整)目的の売りへの警戒が根強かった。
 
市場では「ワクチン期待がある一方、欧州でのコロナ再拡大への不安があり、上値を追えない」との声があった。
 
JPX日経インデックス400も続伸。終値は前日比265.27ポイント高の1万7898.94だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、28.61ポイント高の1984.16で終えた。
業種別TOPIXは33業種すべてが上昇した。
 
東証1部の売買代金は概算で2兆8093億円だった。売買高は12億8270万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1781と、全体の約8割を占めた。値下がりは350、変わらずは62銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は全て上昇した。海運業、精密機器、陸運業の上昇が目立った。
 
個別銘柄では、ソフトバンクG、アドテスト、ファストリ、東エレク、リクルート、トヨタ、ブリヂストン、任天堂、ソニーが上げた。レーザーテック、HOYA、郵船、商船三井、西武HDも買われた。
 
一方、キーエンス、東芝、イビデン、ヤマハ、東海カ、ニコン、クラレ、日東電が下げた。良品計画、スシローGHDが値を下げ、神戸物産は弱含みだった。
 
東証2部株価指数は前日比69.39ポイント高の7546.36ポイントと続伸した。
出来高2億3236万株。値上がり銘柄数は319、値下がり銘柄数は107となった。
 
個別では、ユタカフーズ、パシフィックネット、バイク王&カンパニー、ミズホメディー、瀧上工業など10銘柄が昨年来高値を更新。ウェルス・マネジメント、ジオスター、田岡化学工業、ユニバンス、セキドが買われた。
 
一方、さいか屋、帝国ホテル、ヴィス、フジコピアン、東邦金属が売られた。







 
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