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【大引け概況】
10日の日経平均株価は反発し、前日比33円92銭高の2万3124円95銭で終えた。
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米国株市場で主要株指数が高安まちまちだったことに加え、外国為替市場で1ドル=107円台半ばまで円高にふれたことなどを受け、朝方は2万3000円台を割り込んでスタートしたが、その後は空売り買い戻しなどが入り前日終値を上回る水準で推移した。
 
米国の金融政策を決める米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、各国の金融・経済政策が株価を支えるとの期待が根強く、株価が下がった局面では押し目買いが入った。
取引終了にかけては、海外勢の先物買い戻しへの思惑もあり、上げ幅を拡大した。
 
4月機械受注の大幅悪化を嫌気し、ファナックなど設備投資関連株が下落。最近の景気動向とかけ離れた株高にも反省機運が漂い始め、今後はその乖離(かいり)を埋める「反動安が心配される」との声が上がっていた。
 
JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比39.35ポイント安の1万4636.97だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、3.72ポイント安の1624.71で終えた。
 
東証1部の売買高概算は12億5774万株、売買代金概算は2兆2934億7000万円。値上がり銘柄数は943、対して値下がり銘柄数は1142、変わらずは84銘柄だった。
 

業種別株価指数(33業種)は、サービス業、化学、精密機器の上昇が目立ち、下落は不動産業、鉱業、鉄鋼など。
 
個別銘柄では、エムスリーが上伸し、タカラバイオはストップ高。HOYAが値を上げ、東エレク、レーザーテックは大幅高で、ソニー、任天堂、ファーストリテ、リクルートHDが買われた。
半面、三井不、菱地所が安く、国際帝石、日本製鉄は軟調。ソフトバンクG、三菱UFJ、三井住友、トヨタ、ファナック、キーエンスは値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比85.30ポイント高の6599.49ポイントと反発した。
出来高2億0363万株。値上がり銘柄数は238、値下がり銘柄数は185となった。
 
個別では、DNAチップ研究所、JMACS、アライドテレシスホールディングス、ツインバード工業がストップ高。山喜、ムーンバットは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、イムラ封筒、田岡化学工業、フマキラー、ヤマシナなど16銘柄は年初来高値を更新。RVH、ジーエルサイエンス、大和、コーア商事ホールディングス、ユーピーアールが買われた。
 
一方、アクロディアがストップ安。FRACTALE、ウイルコホールディングス、フォーバルテレコム、昭和化学工業、日本抵抗器製作所が売られた。
 
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