01月3週
今週の相場感
(2) 欧米動向
米労働統計局の分析では、悪天候による自宅待機者数が31.4万人に増加した影響が大きいと言う。過去5年の12月の平均自宅待機者数は18.5万人だとし、ケンタッキー州のある脱獄版は寒さのあまりに刑務所に自ら戻ったというから、確かに天候要因は否めない。興味深いのは、興味深いのは米投資雑誌バロンズの指摘。『12月の失業率は前月の7%から6.7%まで低下した。悪天候以上に影響したのは、労働市場からの脱出。特にベビーブーマーの退職の影響は大きいという。しかし、非労働力人口も働きたくない人の割合も低下しており、働けなかったり、働きたくない子供たちを養うという背景があるのかも知れない』。モラトリアムを享受している若者の代わりに中高年が労働している構図に映る。あるいは中高年がなかなかリタイアしないから若者たちが働けないのかも知れない。アメリカだけではなく、日本でも大きな課題。
(3)アジア・新興国動向
今週は中国の9〜12月GDPが早々と発表される。景気の鈍化が顕著かどうかと金融の状態が課題。タイの政情不安もネガ材料視されようか。
【展望】
スケジュールを見てみると・・・。
20日(月)コンビニ売上高、米休場(キング牧師生誕記念日)、中国10〜12月GDP、
21日(火)日銀金融政策決定会合、首都圏マンション発売、安倍首相ダボス会議出席
22日(水)日銀展望レポート中間評価
23日(木)都知事選告示、米中古住宅販売、CB景気先行指数、BBレシオ、中国HSBC製造業PMI、韓国GDP
24日(金)通常国会召集、施政方針演説
「馬尻さがり」の格言が妙に相場の行く末を邪魔しているような年初。
以下は《ウマ年相場の鉄則》。
そうなって「あらまほし」の世界で空蝉の世界かも知れないが「うつつ」になって欲しい部分も多々。
★自分自身を信じること
★相場が良いときはせいぜい年に3回くらい。あとはチンタラ相場とわきまえる
★売り急ぎは戒むべし
★良く知っている銘柄だけを対象にする
★相場は自分の鏡でもある
★負け犬根性は捨てよう
★相場に逆らわず、人の囁きに逆らう
★相場は永遠に続く。だから毎日見ることが重要
★明るい明日は必ず来る