【う行】
■受け渡し【うけわたし】
売買に基づき、買い手は買った代金を、売り手は売った証券を、それぞれ相手方に引き渡すこと。
決済とも呼ばれる。
また証券の場合、頻繁に取引があるので結構膨大な量になることも多い。
昔は株券があったのでそれなりに厳かな印象があったが、最近では味気ない。
さらに取引の3日後に行われるが、これも昔の名残り。
空白の一日どころか空白の2日が生じることになる。
現在では当日でもほとんど問題はない。
■売り飽き感【うりあきかん】
日々変動する市場で飽きることはないが、市場関係者は発すると、これも錯覚を引き起こす言葉。
株価が上昇したことの説明がつかないときに頻繁に使用される。
【え行】
■円高・円安【えんだか・えんやす】
為替市場において円がユーロやドルに対してどういう水準にあるかを表現する言葉。
ただし時間軸の規定が勝手気ままなので、ある意味曖昧模糊となる。
FX関係者などは数分単位でものごとを考えるし、株式市場関係者はせいぜい数日単位。
債券関係者は時間軸の概念はせいぜい決算期程度というのが一般的。
例えば1ドル80円が83円になると瞬間的には円安と表現される。
しかしニクソンショック時点の360円からすればどう考えても円高。
ただドルやユーロなど相手の通貨にとっては「円高・円安」は当然ながら「逆の効果」となる。
市場関係者は「円高」を好まない傾向にあるが、個人的な海外旅行や物品購入ではその恩恵を被っている。
加えれば、悲観論者は円高を日本株安の原因としたがる傾向がある。
ただ楽観論者は円安を日本株高の原因とは滅多に主張しない傾向がある。
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